一つ身の背守りの話

子供着物の裁断について話をさせてもらいましたが、番外編として一つ身の背守りについて少しお話ししようかと思います。


背守り
背守りは鎌倉時代に始まった風習です。明治以降は装飾的な意味合いが濃くなり、様々な意匠がほどこされました。

子供の着物大全p40より




日本人は昔から文様を大切にしている民族です。

子供の着物には麻の葉文様、矢羽根文様などよく使われます。

これには魔除けの意味があったり、縁起の良い意味があるのでそういう願いを込めてるんですね。


昔は医療が発達していないから、子供の死亡率が高かった。(七五三のお祝いも関係します)


一つの迷信がありました。

人の魂は背中に宿り、着物の背にある縫い目が『目』として忍び寄る魔を見張り、身を守ってくれる


ここで思い出してほしいのですが、一つ身(0歳~3歳の着物)には背縫いがありません。

そうです、魔除けになる目が無いんです。


ヤバいですよね


という事で目になる背守り(背守り)を付けたそうです。

これと同じように、付け紐飾りと言って紐の部分にも意匠を凝らした文様が縫われました。


私はあまり詳しくないですが、紐飾りとか背守りとかで検索すると可愛い文様が沢山出てきて楽しいです。

子供着物にはみんなの願いや物語があって面白いです。


富士山着物工房

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